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【特定技能の対象国】草原が広がっているモンゴルから特定技能人材を雇用する流れ、注意点などは?

【特定技能の対象国】草原が広がっているモンゴルから特定技能人材を雇用する流れ、注意点などは?

2022.10.17

モンゴルの基礎知識

 

モンゴルから特定技能人材を雇用するときの基礎知識について解説します。

地理

モンゴルはロシアと中国に挟まれた内陸国です。面積は156万4,100km²で日本の4倍の大きさとなっています。たくさんの草原が広がっているほか、砂漠地帯も存在しています。

言語

モンゴル語が国家の公用語とされています。モンゴル語は、日本語と言語構造が似ていて、日本人も学びやすいといわれています。

宗教

モンゴルでは、チベット仏教などが浸透しています。なお、1992年2月の新憲法では信教の自由が保障されました。

文化

モンゴルにおける主食は肉であり、中でも羊肉が代表的です。そのほか、日本と同様に相撲の文化があることも知られています。

 

 

モンゴルの特定技能人材の在留状況(令和4年6月最新)

日本に在留しているモンゴル籍の特定技能1号人材の総人数は、375人です。各分野の在留人数は、介護分野が169人(1位)、建設分野が48人(2位)、農業分野と飲食料品製造業分野がともに42人(3位)となっています。

そのほかの分野については下記のExcelファイルから確認できます。

>参考:国籍・地域別 特定産業分野別 特定技能1号在留外国人数(出入国在留管理庁)

 

モンゴルの特定技能人材を採用するメリット

 

メリット1.親切で愛情深い

モンゴル人は口数や表情が乏しいといわれますが、実は親切で愛情深いことが知られています。仕事でも困っている人を見かけたときに助け合いの精神を発揮してくれると期待できます。

 

メリット2.出国前にモンゴル政府から研修を受ける

特定技能人材として日本に入国するモンゴル人は、出国前にモンゴル政府から研修を必ず受けることになっています。国内で研修をするときの負担を減らせるでしょう。

 

特定技能でモンゴルの方を採用する流れ

特定技能でモンゴルの方を採用するパターンは、モンゴルから新たに受け入れる場合と、日本に在留する方を受け入れる場合に分けられます。それぞれのパターンで採用する流れをご紹介します。

なお、手順の紹介で登場する申請人とは、技能実習2号あるいは3号を良好に修了して帰国した者や試験に合格したモンゴルの方をさします。

 

モンゴル新たに受け入れる場合

 

ステップ1:GOLWS(モンゴル労働・社会保障省 労働・福祉サービス庁)と受入機関が双務契約を締結する

ステップ2:GOLWSが特定技能モンゴル人候補者表を受入機関に提供する

ステップ3:受入機関がGOLWSに選定通知を送る

ステップ4:GOLWSが申請人に選定通知を送る

ステップ5:申請人と受入機関が雇用契約を締結する

ステップ6:受入機関が地方出入国在留管理官署に在留資格認定証明書交付を申請する

ステップ7:地方出入国在留管理官署が受入機関に在留資格認定証明書を交付する

ステップ8:受入機関が在留資格認定証明書を申請人に送付する

ステップ9:申請人が査証申請代理の手続きをGOLWSに委任する

ステップ10:GOLWSが在モンゴル日本国大使館に査証の代理申請を行う

ステップ11:在モンゴル日本国大使館はGOLWSに申請人に対する査証を発給する

ステップ12:GOLWSが申請人に査証(付き旅券)を送付する

ステップ13:申請人がモンゴルを出国して特定技能外国人として日本に入国する

 

日本に在留する方を受け入れる場合

 

ステップ1:申請人と受入機関が雇用契約を締結する

ステップ2:申請人がGOLWSに雇用契約等の登録手続きを行う

ステップ3:GOLWSが申請人の登録を完了して申請人に証明書を交付する

ステップ4:申請人が地方出入国在留管理官署に在留資格変更許可を申請する

ステップ5:地方出入国在留管理官署が申請人に在留資格変更を許可する

 

 

特定技能でモンゴルの方を採用するときの注意点

 

GOLWSと双務契約を締結する必要がある


受入機関と職業紹介事業者は、GOLWSと双務契約(労働者の送出・受入に係る契約)を締結する必要があります。ただし、日本に在住するモンゴル人を雇用する場合は不要です。

 

GOLWSのデータベースには利用料が発生する

特定技能モンゴル人候補者表を提供してもらうには、GOLWSのデータベースを利用しなくてはなりません。2年ごとに250米ドルほどのシステム利用料が発生します。

 

モンゴルの特定技能人材を雇用するときにおすすめの人材紹介会社

 

JPキャリアコンサルティング

JPキャリアコンサルティングは、介護分野におけるモンゴル人材の紹介に特化した人材紹介会社です。

スキルやビジネスマナーだけでなく日本文化の教育にも取り組んでいるので、モンゴル人が働くときも日本に馴染みやすいでしょう。

モンゴル語を話せるスタッフの相談窓口も用意しているので、モンゴル人の方が困ったときにもサポートしてもらいやすい環境です。

 

日本ケアビジネス協同組合

日本ケアビジネス協同組合では、日本の介護施設で医療施設実習したいという、優しさと情熱を持った若者と、介護事業者の間に立ち、面接から受け入れ、そして実習期間満了まで全面的にサポートいたします。モンゴルの看護大学から卒業した専門性が高い人材を保有、日本在住の即戦力人財をご紹介可能です!

 

アレクシア株式会社

アレクシアは、日本のさまざまな業界にモンゴル人やベトナム人、カンボジア人などを輩出している人材紹介会社です。

モンゴル人に関しては、精密部品加工会社や機械製作所、半導体製造会社などで雇用された実績があります。

優秀な理系人材の選考に対応しているので、理系分野の事業を展開する企業が利用するのに適しているでしょう。

 

株式会社ヒューマネクス

ヒューマネクスは、モンゴルをはじめベトナムや中国、フィリピンなどの100社以上の人材送出大手機関と連携している人材紹介会社です。

行政書士やクリニック、日本語学校などとも連携しています。

モンゴル人の特定技能ビザ申請や健康管理、日本語学習などもサポートしてもらいやすいでしょう。

 

株式会社グローバルトラストネットワークス

グローバルトラストネットワークスは、多言語に対応している人材紹介会社です。

モンゴル語をはじめ中国語や韓国語、ミャンマー語など、合計で16か国語に対応しています。

24時間365日にわたってモンゴル語によるサポートを提供してもらえるので、モンゴル語を話せる社員がいなくてもモンゴル人を雇用しやすいです。

 

エリム株式会社

エリムは、グループの建設会社が長年外国人を雇用してきたノウハウを活かして、外国人材を紹介している人材紹介会社です。モンゴル語をはじめベトナム語や英語、シンハラ語などに対応しています。

2022年9月には、モンゴルから入国した方の写真がホームページで公開されました。

モンゴルからの受入実績を持つ人材紹介会社をお探しの方におすすめです。

 

まとめ

今回はモンゴルの地理や言語、宗教、文化などをおさらいするとともに、モンゴルの特定技能人材を受け入れるメリットや流れ、注意点などを解説しました。 モンゴル人を受け入れるときには、GOLWSと双務契約を締結する必要があるほか、データベースの利用費用が発生します。 受入方法に少しでも不安があれば、人材紹介会社の利用も検討してみましょう。