モンゴルの基礎知識
モンゴルから特定技能人材を雇用するときの基礎知識について解説します。
地理
モンゴルはロシアと中国に挟まれた内陸国です。面積は156万4,100km²で日本の4倍の大きさとなっています。たくさんの草原が広がっているほか、砂漠地帯も存在しています。
言語
モンゴル語が国家の公用語とされています。モンゴル語は、日本語と言語構造が似ていて、日本人も学びやすいといわれています。
宗教
モンゴルでは、チベット仏教などが浸透しています。なお、1992年2月の新憲法では信教の自由が保障されました。
文化
モンゴルにおける主食は肉であり、中でも羊肉が代表的です。そのほか、日本と同様に相撲の文化があることも知られています。
モンゴルの特定技能人材の在留状況(令和4年6月最新)
日本に在留しているモンゴル籍の特定技能1号人材の総人数は、375人です。各分野の在留人数は、介護分野が169人(1位)、建設分野が48人(2位)、農業分野と飲食料品製造業分野がともに42人(3位)となっています。
そのほかの分野については下記のExcelファイルから確認できます。
>参考:国籍・地域別 特定産業分野別 特定技能1号在留外国人数(出入国在留管理庁)
モンゴルの特定技能人材を採用するメリット
メリット1.親切で愛情深い
モンゴル人は口数や表情が乏しいといわれますが、実は親切で愛情深いことが知られています。仕事でも困っている人を見かけたときに助け合いの精神を発揮してくれると期待できます。
メリット2.出国前にモンゴル政府から研修を受ける
特定技能人材として日本に入国するモンゴル人は、出国前にモンゴル政府から研修を必ず受けることになっています。国内で研修をするときの負担を減らせるでしょう。
特定技能でモンゴルの方を採用する流れ
特定技能でモンゴルの方を採用するパターンは、モンゴルから新たに受け入れる場合と、日本に在留する方を受け入れる場合に分けられます。それぞれのパターンで採用する流れをご紹介します。
なお、手順の紹介で登場する申請人とは、技能実習2号あるいは3号を良好に修了して帰国した者や試験に合格したモンゴルの方をさします。
モンゴル新たに受け入れる場合
ステップ1:GOLWS(モンゴル労働・社会保障省 労働・福祉サービス庁)と受入機関が双務契約を締結する
ステップ2:GOLWSが特定技能モンゴル人候補者表を受入機関に提供する
ステップ3:受入機関がGOLWSに選定通知を送る
ステップ4:GOLWSが申請人に選定通知を送る
ステップ5:申請人と受入機関が雇用契約を締結する
ステップ6:受入機関が地方出入国在留管理官署に在留資格認定証明書交付を申請する
ステップ7:地方出入国在留管理官署が受入機関に在留資格認定証明書を交付する
ステップ8:受入機関が在留資格認定証明書を申請人に送付する
ステップ9:申請人が査証申請代理の手続きをGOLWSに委任する
ステップ10:GOLWSが在モンゴル日本国大使館に査証の代理申請を行う
ステップ11:在モンゴル日本国大使館はGOLWSに申請人に対する査証を発給する
ステップ12:GOLWSが申請人に査証(付き旅券)を送付する
ステップ13:申請人がモンゴルを出国して特定技能外国人として日本に入国する
日本に在留する方を受け入れる場合
ステップ1:申請人と受入機関が雇用契約を締結する
ステップ2:申請人がGOLWSに雇用契約等の登録手続きを行う
ステップ3:GOLWSが申請人の登録を完了して申請人に証明書を交付する
ステップ4:申請人が地方出入国在留管理官署に在留資格変更許可を申請する
ステップ5:地方出入国在留管理官署が申請人に在留資格変更を許可する
特定技能でモンゴルの方を採用するときの注意点
GOLWSと双務契約を締結する必要がある
受入機関と職業紹介事業者は、GOLWSと双務契約(労働者の送出・受入に係る契約)を締結する必要があります。ただし、日本に在住するモンゴル人を雇用する場合は不要です。
GOLWSのデータベースには利用料が発生する
特定技能モンゴル人候補者表を提供してもらうには、GOLWSのデータベースを利用しなくてはなりません。2年ごとに250米ドルほどのシステム利用料が発生します。
モンゴルの特定技能人材を雇用するときにおすすめの人材紹介会社
JPキャリアコンサルティングは、介護分野におけるモンゴル人材の紹介に特化した人材紹介会社です。
スキルやビジネスマナーだけでなく日本文化の教育にも取り組んでいるので、モンゴル人が働くときも日本に馴染みやすいでしょう。
モンゴル語を話せるスタッフの相談窓口も用意しているので、モンゴル人の方が困ったときにもサポートしてもらいやすい環境です。
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モンゴル人の特定技能ビザ申請や健康管理、日本語学習などもサポートしてもらいやすいでしょう。
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モンゴル語をはじめ中国語や韓国語、ミャンマー語など、合計で16か国語に対応しています。
24時間365日にわたってモンゴル語によるサポートを提供してもらえるので、モンゴル語を話せる社員がいなくてもモンゴル人を雇用しやすいです。
エリムは、グループの建設会社が長年外国人を雇用してきたノウハウを活かして、外国人材を紹介している人材紹介会社です。モンゴル語をはじめベトナム語や英語、シンハラ語などに対応しています。
2022年9月には、モンゴルから入国した方の写真がホームページで公開されました。
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