2021年2月25日時点で、13カ国が二国間協定を結び、特定技能制度の対象国となっていますが、それぞれの国がどのような国なのか知っていますか?
業務に直接関係ないとはいえ、同じ職場で働く者同士、相手のことを知ることはグローバルな職場環境を作るうえで大事なことです。そこで、本記事では13カ国の基礎情報について紹介していきます。
※宗教や公用語などは、当ページ管理人の調査をもとに記載しているものです。公的資料を活用するよう努めておりますが、別の媒体では異なる記載があるかもしれません。ご了承ください。
■特定技能制度と対象国13カ国とは?
特定技能制度とは、14の特定産業分野にて一定の専門性・技能を持ち即戦力となる外国人を受け入れる制度のことです。
当制度は、どこの国出身の方に適用されるわけではなく、日本と二国間協定を結んでいる国の方に限って適用がされます。
(二国間協定とは外国人労働者の受け入れに関する協定)
二国間協定を結んでいる国は、2021年2月25日時点で以下の13カ国です。
〇フィリピン
〇ネパール
〇カンボジア
〇ミャンマー
〇モンゴル
〇インドネシア
〇ベトナム
〇タイ
〇スリランカ
〇パキスタン
〇ウズベキスタン
〇バングラデシュ
〇インド
国によって雇用契約の手続きの仕方が異なります。手続きに関しては法務省のホームページに記載されています。
■二国間協定13カ国をご紹介(公用語や宗教、世界遺産など)
二国間協定を締結している13カ国について、場所、正式名称、首都、公用語、宗教、世界遺産のご紹介をします。
フィリピン
正式名称: フィリピン共和国
首都:マニラ市
公用語:タガログ語・英語
宗教:キリスト教
世界遺産:フィリピンのバロック様式教会群、トゥバタハ岩礁自然公園、フィリピン・コルディリェーラの棚田群、プエルト・プリンセサ地底河川国立公園など
ネパール
正式名称:ネパール連邦民主共和国
首都:カトマンズ
公用語:ネパール語
宗教:ヒンドゥー教など
世界遺産:サガルマータ国立公園、カトマンズの渓谷チトワン国立公園、仏陀の生誕地ルンビニ
カンボジア
正式名称:カンボジア王国
首都:プノンペン都
公用語:クメール語
宗教:上座部仏教など
世界遺産:アンコール遺跡、プレアヴィヒア寺院
ミャンマー
正式名称: ミャンマー連邦共和国
首都:ネピドー
公用語:ビルマ語
宗教:仏教
世界遺産:ピュー古代都市群、バガン
ベトナム
正式名称: ベトナム社会主義共和国
首都:ハノイ
公用語:ベトナム語
宗教:仏教など
世界遺産:フエの建造物群、古都ホイアン、ミーソン聖域、ハノイのタンロン皇城の中心区域、フォンニャ=ケバン国立公園など
タイ
正式名称:タイ王国
首都:バンコク都
公用語:タイ語
宗教:仏教など
世界遺産:アユタヤ歴史公園、スコータイ歴史公園、ドンパヤーイェン-カオヤイ森林地帯など
スリランカ
正式名称: スリランカ民主社会主義共和国
首都:スリ・ジャヤワルダナプラ・コッテ
公用語:シンハラ語・タミル語
宗教:仏教など
世界遺産:聖地アヌラーダプラ、古代都市ポロンナルワ、古代都市シーギリヤ、聖地キャンディ、ゴールの旧市街と要塞など
パキスタン
正式名称: パキスタン・イスラム共和国
首都:イスラマバード
公用語:英語
宗教:イスラム教など
世界遺産:モヘンジョ・ダロ遺跡、タフテ・バヒーの仏教遺跡群とサハリ・バハロールの近隣都市遺跡群、タッターの文化財、ラホールの城塞とシャーラマール庭園など
ウズベキスタン
正式名称:ウズベキスタン共和国
首都:タシュケント
公用語:ウズベク語
宗教:イスラム教など
世界遺産:ヒヴァのイチャン・カラ、ブハラ歴史地区、シャフリサブス歴史地区など
バングラデッシュ
正式名称: バングラデシュ人民共和国
首都:ダッカ
公用語:ベンガル語
宗教:イスラム教など
世界遺産:バゲルハットのモスク都市、パハルプールの仏教寺院遺跡群など
インド
正式名称:インド共和国
首都:ニューデリー
公用語:ヒンディー語
宗教:ヒンドゥー教など
世界遺産:アジャンター石窟群、エローラ石窟群、アーグラ城塞、タージ・マハル、コナーラクのスーリヤ寺院、マハーバリプラムの建造物群など
■相互理解でグローバルな職場環境を作ろう!
以上、特定技能制度や二国間協定の概要をはじめ、対象国13カ国のご紹介を簡単にしました。
グローバルな職場環境を作るうえで、お互いのことを知ることは重要なことです。ここで挙げた情報をコミュニケーションのきっかけにしてみてはいかがでしょうか。